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AFC Women's Player of the Year 2023(AFC年間最優秀女子選手)は清家貴子が受賞。
清家貴子はWEリーグ22試合で20ゴール10アシストをマーク、国内プロリーグ史上初となる10試合連続ゴールを記録して浦和レッドダイヤモンズレディースの優勝に大きく貢献し、WEリーグのMVP・得点王・ベストイレブンに選ばれていました。
新しく作られたAFC Asian International Player of the Year 2023(アジア年間最優秀国際選手賞)はノミネートされていた長谷川唯を抑えてオーストラリアのエリー・カーペンター(Ellie Carpenter)が受賞。
ACL(前十字靱帯断裂)から14ヵ月後、女子ワールドカップ2023オーストラリア・ニュージーランドに出場し、男女を問わずオーストラリアのシニアチームとして初めてワールドカップでベスト4に進出したマチルダスの7試合中6試合に出場。 その後、カーペンターは3大会連続でオリンピック出場権獲得に貢献しました。リヨンでもウィメンズ・チャンピオンズリーグ決勝出場と17度目のリーグ優勝に貢献していました。
✨𝗞𝗶𝗸𝗼 𝗦𝗲𝗶𝗸𝗲 𝗶𝘀 𝘁𝗵𝗲 𝟮𝟬𝟮𝟯 𝗔𝗙𝗖 𝗪𝗼𝗺𝗲𝗻’𝘀 𝗣𝗹𝗮𝘆𝗲𝗿 𝗼𝗳 𝘁𝗵𝗲 𝗬𝗲𝗮𝗿✨
— AFC (@theafcdotcom) October 29, 2024
Seike guided Urawa Red Diamonds Ladies to back-to-back titles by setting the single-season record for goals scored in the WE League as well as making an impact for the Nadeshiko… pic.twitter.com/m30KIajscy
🇦🇺 Matildas’ Ellie Carpenter is the inaugural winner of the AFC Asian International Women’s Player of the Year!#AFCAwards2023 pic.twitter.com/ikOiUn0pC4
— AFC (@theafcdotcom) October 29, 2024
AFC Women's Player of the Year 2023: Kiko Seike
AFC Asian International Player of the Year (Women) 2023: Ellie Carpenter
アイタナ・ボンマティが2年連続でバロンドールを受賞しました。
年間最優秀女性監督はチェルシー5連覇とその3ヶ月後にはアメリカ代表を金メダルに導いたエマ・ヘイズが受賞。
ソクラテス賞(最も社会的な取り組みを行なった選手に贈られる賞)は「女性の権利と言論の自由を求める闘いで名を残した」としてスペインのジェニ・エルモーソが受賞。
キャロライン・グラハム・ハンセンが受賞に相応しいという声が多いですがチャンピオンズリーグの準決・決勝でゴールをしたアイタナに対して、CGHはチャンピオンズリーグの決勝トーナメントで1ゴールしかあげられなかったのが受賞できなかった理由なのかもしれません。
以下はノミネートされた選手のランク
1. アイタナ・ボンマティ Aitana Bonmatí (スペイン, バルセロナ)
2. キャロライン・グラハム・ハンセン Caroline Graham Hansen (ノルウェー, バルセロナ)
3. サルマ・パラユエロ Salma Paralluelo (スペイン, バルセロナ)
4. ソフィア・スミス Sophia Smith (アメリカ, ポートランド・ソーンズ)
5. リンジー・ホラン Lindsey Horan (アメリカ, リヨン)
6. マロニー・スワンソン Mallory Swanson (アメリカ, シカゴ・レッドスター)
7. マリー・アントワネット・カトト Marie-Antoinette Katoto (フランス, パリ・サンジェルマン)
8. マリオナ・カルデンテイ Mariona Caldentey (スペイン, バルセロナ / アーセナル)
9. トリニティ・ロッドマン Trinity Rodman (アメリカ, ワシントン・スピリット)
10. アレクシア・プテリャス Alexia Putellas (スペイン, バルセロナ)
11. パトリ・ギハロ Patricia Guijarro (スペイン, バルセロナ)
12. バーバラ・バンダ Barbra Banda (ザンビア, 上海RCB / オーランド・プライド)
13. ローレン・ジェイムス Lauren James (イングランド,チェルシー)
14. アダ・ヘーゲルベルグ Ada Hegerberg (ノルウェー, リヨン)
15. バニー・ショー Khadija Shaw (ジャマイカ, マンチェスター・シティ)
16. タビサ・チャウィンガ Tabitha Chawinga (マラウイ, パリ・サンジェルマン / リヨン)
17. アリッサ・ネイハー Alyssa Naeher (アメリカ, シカゴ・レッドスター)
18. ガビ・ポルティオ Gabi Portilho (ブラジル,コリンチャンス)
19. ジュリア・グヴィン Giulia Gwinn (ドイツ, バイエルン・ミュンヘン)
20. ルーシー・ブロンズ Lucy Bronze (イングランド, バルセロナ /チェルシー)
21. マイラ・ラミレス Mayra Ramírez (コロンビア, レバンテ /チェルシー)
22. グローディス・ヴィゴスドッティル Glódís Viggósdóttir (アイスランド, バイエルン・ミュンヘン)
23. タシアーネ Tarciane (ブラジル, コリンチャンス / ヒューストン・ダッシュ)
24. レア・シュラー Lea Schüller (ドイツ, バイエルン・ミュンヘン)
25. ショーケ・ヌスケン Sjoeke Nüsken (ドイツ,チェルシー)
26. 長谷川 唯 Yui Hasegawa (日本, マンチェスター・シティ)
27. マヌエラ・ジュリアーノ Manuela Giugliano (イタリア, AS Roma)
28. ローレン・ヘンプ Lauren Hemp (イングランド, マンチェスター・シティ)
29. エヴァ・パヨル Ewa Pajor (ポーランド, VfL Wolfsburg / バルセロナ)
30.グラス・ゲヨロ Grace Geyoro (フランス, パリ・サンジェルマン)
UEFA
スウェーデンのDivision 4 Skane Northwestに所属しているÄngelholms FF(エンゲルホルムFF)はシーズンを無敗・無失点で終えたのにも拘わらず優勝を逃したため、人口40000人の砂浜に旅行者が訪れるエンゲルホルムの町の人々は困惑しています。
エンゲルホルムはシーズンを15勝3分0敗78ゴール無失点で勝点48。
優勝したLjungbyheは16勝1分1敗121ゴール14失点で勝点49。
エンゲルホルムは3つの引き分けが尾を引き、勝ち点1の差で優勝することはできませんでした。
しかしながら失点ゼロでシーズンを終えたのも偉大な記録です。
「無失点というのは、無敗でいることよりも大きな達成感のような気がします」とエンゲルホルムのアシスタントコーチLars Norbergは言う。
「シーズンが進むほど対戦相手はクリーンシートを破ろうとしてきました。そして、それは彼女たちにとってシーズンを通してクリーンシートを守るために戦うモチベーションとなりました」
「ゴールキーパーがPKを止めた試合もあったし、PKを決めた試合もありました」
「今シーズンはタフなチャレンジでした。チームは若く平均年齢は17歳なので、少女のサッカーから女性のサッカーへの移行にどのように対処できるかが課題でした」
「素晴らしいシーズンになるはずだったのに、最後のフィニッシュラインで躓いたのは奇妙な感じです」
「もし3試合の引き分けの内1つでも勝っていたなら歴史は変わっていたでしょう。でも今は日曜の試合に勝たなければなりません。勝って次のdivisionに進むことで傷にバンドエイドを貼ることかできます」
The Athletic: The team who were unbeaten all season without conceding a goal. And finished second
SPORTBIBLE: Swedish club go invincible without conceding a single goal all season and still don't win their league
FIFAがサウジアラビアの国営石油会社であるアラムコとスポンサー契約を結んだことに、24カ国から集まった106人の女子プロサッカー選手が署名した公開書簡をFIFAに提出しました。
選手たちは、アラムコは環境問題や人権問題に関与しておりFIFAが掲げる「包括的」な価値観と相容れないと主張しています。公開書簡のはじめにはこの契約は女子サッカーに対して「中指を立てている」と書かれていて、気候変動への影響、女性の権利侵害、LGBTQ+の人々に対する迫害など、アラムコの活動によって生じている問題点が列挙され、このスポンサー契約は女性サッカーを後退させる行為だと批判しています。選手たちはFIFAに対しアラムコとの契約を見直すよう求めています。
「サウジ当局は、スポーツのスポンサーシップに数十億を費やし政権の残忍な人権問題から目をそらそうとしていますが、女性に対する扱いはそれ自体が語っています。気候危機に対して明らかな責任を負う企業がLGBTQ+の人々を犯罪化し、女性を体系的に抑圧する国家によって所有されていることを考えるとそのような企業が私たちの美しいゲームをスポンサーする場所はありません」
何故アラムコが問題なのか?
環境への影響:世界最大の国有石油・ガス企業であるアラムコは、気候変動の主要な要因の一つとされています。その操業は世界の歴史的な二酸化炭素排出量の4%以上に関連しており、地球上で最も多くの汚染を引き起こしている企業の一つです。気候変動への対応がますます重要視される中、アラムコがスポンサーシップに関与することで、「スポーツウォッシング」(スポーツや他のプラットフォームを利用して環境問題から目をそらす手法)への懸念が高まっています。
人道的懸念:アラムコはサウジアラビア政府によって所有されているため、同国の人権問題に対する批判が寄せられています。特に、女性やLGBTQ+、政治的反体制派に対する扱いについて、サウジアラビアは国際的な批判を受けてきました。
国連の調査:アラムコは最近、環境および人道的懸念に関して国連の調査対象となっており、そのビジネス慣行にさらに注目が集まっています。これにより、アラムコがスポーツを含む主要な国際イベントのスポンサーとして適切であるかどうかに疑問が投げかけられています。
FIFAはアラムコとのパートナーシップを重視しスポンサーシップ収入は女子サッカーのすべてのレベルに再投資されていると主張しています。
BBC: Women footballers urge Fifa to end Saudi oil deal
Her Football Hub:FIFA Saudi oil deal has ‘no place’ sponsoring women’s football, say 106 players
アーセナルの監督ジョナス・エイデバル(Jonas Eidevall)が辞任しクラブを退団したことをクラブが発表。
新監督が決まるまではアシスタントコーチのレネー・スレガース(Renée Slegers)が暫定監督を務めます。
エイデバルは2021年にスウェーデンのローゼンゴードからアーセナルの監督に就任。2度のリーグカップタイトルを獲得し、22-23シーズンのチャンピオンズリーグでは準決勝まで進みました。
クラブが辞任を促したのか自ら辞任したのかは不明ですが、エヴァートンにスコアレスドロー、チャンピオンズリーグでバイエルンに5-2、チェルシーとのロンドンダービーで1-2で敗戦した最近の3試合で決断をしたようです。チェルシー戦の後にはエミレーツスタジアム近くで「Jonas out」のグラフィティが描かれ話題になっていました。
ファンからはあまり支持されていなかったようでSNSでは喜びの声が多いようです。辞任直後のイギリスのXのトレンドではアーセナルからシティーに移籍したミーデマが入っていました(アーセナル公式サイト)