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デロイト・フットボール・マネーリーグが女子クラブチームを対象にしてから3年目にして初めてトップ15クラブの収益(2023-24年シーズン)が1億ユーロ(およそ160億円)を超えたとデロイトがアナウンスしています。
トップ15クラブの収益の合計は1億1660万ユーロ(188億円)で2022-23シーズンから35%も増えています。
トップはバルセロナで1790万ユーロ(28億円)で前シーズンから26%の増加。
2位のアーセナルも1790万ユーロ(28億円)で入場料収益と商業収益がそれぞれ2022-23シーズンから64%、48%も増えています。
3位から5位まではチェルシーが1390万ユーロ(22億円)、マンチェスター・ユナイテッドが1070万ユーロ(17億円)、レアル・マドリードが1050万ユーロ(17億円)となっています。
この結果についてデロイトのティム・ブリッジ氏は次のように語っています
「前シーズンから35%の増加は女子サッカーが主要市場で成長していることを見事に反映しています。投資家やトップ企業は収益だけではなく、クラブの持続可能性や成長により焦点を当てています」
「コマーシャルパートナーや放送局は女子サッカーの注目度が高まっていることを認識していて、新たな市場を開拓し多様な観客や視聴者を惹きつけるために投資を増やしています」
Deloitte: A €100 million milestone: Top ranked women’s football clubs generate record breaking revenues
sportcal: Women’s soccer revenues grow 35% across top 15 clubs
アーセナルは10月にジョナス・アイデバル監督が辞任し、アシスタントコーチのレネー・スレガース(Renée Slegers)が暫定監督として指揮していましたが、1月17日に正式にアーセナルの監督として就任することになりました。
当初は2024年のウィンターブレイク前まで指揮する予定でしたが、レネー・スレガースが率いて以降のアーセナルはWSLとWCLで11戦10勝1引き分けの好成績を収めていたためそのまま継続して指揮することになったようです。
契約は2025-26年シーズン終了までとなっています。
オランダ人のレネー・スレガースは監督としてスウェーデンのローゼンゴードで2021年と2022年にタイトルを獲得した後、2023年の夏にアシスタントコーチとしてアーセナルに加わりました。
「みんなと一緒に旅を続けることができてとても興奮しています。ヘッドコーチとしてこのクラブを代表することは素晴らしく名誉なことです。そして、私は私たち全員が成し遂げられるという強い信念を持っています」
「この数ヶ月、私は選手とスタッフの中で共同の所有者であるという意識と責任感が広がっているのを感じてきました。それが私たちの強みになり、この気持ちを育みながら前進していけると確信しています」
「ファンの熱意と親密さを感じられたことは私にとってとても大きな意味を持ちました。心から感謝しています。私たちはトロフィー獲得につながる素晴らしいもの届けたいですし、そのために全員が重要な役割を果たさなければなりません」
Let’s keep creating something together 💪 pic.twitter.com/Pn230AtOCE
— Arsenal Women (@ArsenalWFC) January 17, 2025
オーストリア代表MFのハービーことマリー・ハービンガー(Marie Höbinger)がリバプールとの契約延長にサイン。契約期間は発表されていません。
マリー・ハービンガーは2023年の夏に加入して以来39試合で7ゴール5アシスト。昨シーズンのチェルシー戦ではWSLで1試合の中でコーナーキックから3アシストをした最初のプレイヤーとなりました。
セットプレイからのチャンスクリエイト40はリーグ1位。ペナルティーエリア内へのパス215はリーグ2位などリバプールにとっては欠かせない選手です。
「本当に、本当に嬉しいです」
「リバプールでプレーすることは常に名誉でここでの生活をとても楽しんでいます。ここの環境はとても快適だし、わたしはより自信を持つようになったと思います。この素晴らしい場所でキャリアを伸ばせることを嬉しく思います」
「クラブ、街、そして、毎日一緒に働く全ての人々が私に毎日成長するための機会を与えてくれます。それこそが私の求めていたものです。
友情を築くことができたし、リバプールの街は私にホームにいるような快適な気持ちにさせてくれます」
Marie Höbinger signs new contract with Liverpool FC Women
2月下旬から1月中旬までのNWSLの移籍や契約まとめ
マルタ Marta | オーランド・プライドと2026年まで契約延長 |
ジュリー・デュフール Julie Dufour | パリFC→エンジェル・シティと2027年までの契約 |
ジェイディン・ショー Jaedyn Shaw | サンディエゴ・ウェーブ→ノースカロライナ・カレッジと2026年までの契約 |
松窪真心 | ノースカロライナ・カレッジと2026年まで契約延長 |
ロッキー・ロドリゲス Rocky Rodríguez | カンザスシティ・カレントと契約 |
リン・ウィリアムス Lynn Williams | ゴッサムFC→チェルシー→シアトル・レイン |
キャシー・ミラー Cassie Miller | ゴッサムFC→チェルシー→シアトル・レイン |
ガビ・ポリティーリョ Gabi Portilho | コリンチャンス→ゴッサムFC |
デボラ・アビオドゥン Deborah Abiodun | ナイジェリアのクラブ→ワシントン・スピリットと2027年+1年オプション契約 |
ギア・コーリー Gia Corley | ホッフェンハイム→サンディエゴ・ウェーブ |
ソフィア・マナー Sofia Manner | オーランド・プライド→トロントFC(カナダ) |
12月下旬から1月中旬までのヨーロッパの主な移籍や契約まとめ
名前の日本語表記は正しくない場合があることをご了承ください
サム・カー Samantha Kerr | バイエルン→リバプール シーズン終了までのローン移籍 |
ジュリア・バルテル Júlia Bartel | チェルシー→リバプール シーズン終了までのローン移籍 |
レベッカ・ナーク Rebecca Knaak | ローゼンゴード→マンチェスター・シティと2026年までの契約 |
谷川萌々子 | ローゼンゴード→バイエルン ローン期間終了 |
ミシェル・ウルブリッヒ Michelle Ulbrich | ブレーメン→バイエルン・ミュンヘン シーズン終了までのローン移籍 |
フランツィスカ・ケットFranziska Kett | バイエルンと2027年まで契約延長 |
オリビア・ホールト Olivia Holdt | ローゼンゴード→トッテナムと2027年までの契約 |
リズ・コープ Lize Kop | レスター→トッテナムと2028年までの契約 |
マルティナ・フェルナンデスMartina Fernández | バルセロナ→エバートン シーズン終了までのローン移籍 |
ヘイリー・ラッド Hayley Ladd | マンチェスター・ユナイテッド→エバートンと2026年までの契約 |
エマ・ワトソン Emma Watson | マンチェスター・ユナイテッド→エバートン シーズン終了までのローン移籍 |
ロウナ・リバデイラ Louna Ribadeira | パリFC→チェルシー ローン期間終了→エバートン シーズン終了までのローン移籍 |
エリン・ルベンソン Elin Rubensson | ヒューストン・ダッシュ→BKヘッケンと2027年までの契約 |
エルマ・ユンティラ・ネルアヤ Elma Junttila Nelhage | BKヘッケン→リヨンと2027年までの契約 |
フィリッパ・キュルマーク Filippa Curmark | BKヘッケン→フィオレンティーナと2027年までの契約 |
スティーネ・バリセイガーStine Ballisager | カンザスシティ・カレント→フィオレンティーナと2026年までの契約 |
ケイトリン・ラルバート Katelin Talbert | トッテナム→ウェストハム ローン期間終了 |
ミア・パンテ Mia Pante | ローマと2027年までの契約 |
カルメン・メナジョ Carmen Menayo | アトレティコ・マドリードと2026年まで契約延長 |
ヤスミム Yasmim | コリンチャンス→レアル・マドリード |
マティルデ・ハーヴィケン Mathilde Harviken | ローゼンゴード→ユベントスと2027年までの契約 |
アビ・ブライトン Abi Brighton | ユベントスと2027年までの契約 |
オリビア・スクーフ Olivia Schough | ローゼンゴード→インテル |
スベニャ・フート Svenja Huth | ヴォルフスブルクと2026年まで契約延長 |
イジー・ホブソン Issy Hobson | エバートン→シェフィールド・ユナイテッド シーズン終了までのローン移籍 |
エリー・ジョーンズ Ellie Jones | エバートン→シェフィールド・ユナイテッド シーズン終了までのローン移籍 |